クルーズ船を始め、リカバリー株に波が来ているように見える

コロナリカバリー株

Carnival (NYSE:CCL)の株価は、金曜日の朝の取引で、市場全体が下落しているにもかかわらず、4%上昇という熱狂的な波に乗っています。

同社は第3四半期の業績を発表し、2022年のクルーズの予約がパンデミック前の水準を上回っていることを示しました。

コロナ・リカバリー株の逆襲の始まりか

クルーズ業界は、パンデミックによって最も大きな打撃を受けたと言っても過言ではありません。米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention)は、フロリダ州からの訴訟という脅威にさらされましたが、その結果、クルーズ船は再び出航できるようになりました。

Carnival (NYSE:CCL)、Norwegian Cruise Line Holdings(NYSE:NCLH)、Royal Caribbean(NYSE:RCL)の3社が収入源を失って事実上操業を停止していた1年半の間、船のメンテナンスや乗組員への出費が続き、多額の負債を抱えざるを得ませんでした。第2四半期末時点で、Carnival (NYSE:CCL)の貸借対照表には260億ドルの負債がありました。因みに、COVID-19発生前の2019年末時点では、大手クルーズ会社の負債額は100億ドル以下でした。

Carnival (NYSE:CCL)のこれから

Carnival (NYSE:CCL)によると、2022年の後半は、累計の事前予約が非常に好調だった2019年を上回っており、特に明るい見通しです。これは、航海に対する強い需要の底流が残っていることを示しており、この旅行・観光銘柄の第3四半期の予約量は、コロナウイルスの亜種発生の影響により第2四半期を下回っているものの、第1四半期を上回っています

さらに、9つのクルーズブランドのうち8つのブランドが出航を再開したことにより、カーニバル社が第3四半期に実施した航海はキャッシュフローが黒字となっており、今後もこの状況が続くと予想しています。

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