経済は新たなサイクルに入った
CNBC「MadMoney」のジム・クレーマーは月曜日、個人投資家に対して、経済が回復基調にある中で、市場はピークを迎える（その後下落する）という話を無視するようアドバイスしました。
ジム・クレーマーは、「市場にとってこれほど良いことはない。今日の動きはピークが見られないことを示している」と述べました。「もし、経済がこれよりもずっとずっと強くなることを想像できないのであれば、そおの問題はすべてあなたの想像力にある。」
これは、S&P 500が0.2%増の4,187.62という新記録で取引を終えた後の発言です。ナスダック総合株価指数は0.9%上昇して14,138.78となり、2ヶ月以上ぶりに過去最高の終値を記録しました。
ダウ・ジョーンズ工業平均株価は、約0.2％下落して33,981.57となり、主要株価指数の中で唯一下落しました。しかし現状、同指数は1週間以上前の高値から1％以内の下落に収まっています。
ジム・クレーマーは、「今日は、食品、医薬品、パッケージ商品の銘柄から資金が流出し、シクリカル銘柄に向かっているのがわかる。これは、ピークを迎える議論の話のすべてを否定している。」
ジム・クレーマーは、もし市場が実際にピークに近づいているのであれば、資金運用者はシクリカル銘柄（景気拡大期にアウトパフォームする銘柄）を捨てるだろうと指摘しています。しかし、パンデミックによる景気後退から脱却し、国が完全に再開すると、アメリカ人は旅行や娯楽にお金を使うようになると予想されます。
「映画館運営会社のAMC（$AMC）、エレベーター会社のオーティス・ワールドワイド（$OTIS）、鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフ（$CLF）の株価が、それぞれ13.2％、7％、5.3％上昇したのもそのためだ」、とクリーブランド・クリフは指摘しました。「これは新しいサイクルの始まりであり、終わりではない。このサイクルはすべての自動車メーカーに恩恵をもたらすものだ。」
ミレニアル世代が地方の活性化をリードしている
ミレニアル世代の多くは、密集した都市部を離れてより田舎のコミュニティに定住するようになっており、この移転傾向はTractor Supply（$TSCO）にとって恩恵をもたらしていると、CEOのHal Lawtonは月曜日にCNBCに語りました。
Lawton氏は、Mad Money でジム・クレーマーと対談。「当社は、中核的な顧客だけでなく、新しい顧客であるミレニアル世代の顧客でも市場シェアを拡大しています。ミレニアル世代を中心とした層による、地方の活性化を実感しています。」
25歳から40歳までのミレニアル世代は、長年にわたって住宅市場への参入を拒んできましたが、近年、初めて住宅を講習者のうちの多くを占めるようになってきました。それに伴い、ペットや家禽、ガーデニングや自給自足のための商品の需要が高まっているとLawtonは言います。「ミレニアル世代では、前期に4ポイントの売上増加が見られました。」
約2,000の店舗と42,000人の従業員を擁するTractor Supply社は、木曜日に発表した第1四半期の業績が予想を大きく上回るものでした。評価額220億ドルの農機具メーカーであるトラクター・サプライは、既存店売上高が39％増加し、27億9,000万ドルの売上と1株当たり1.55ドルの利益を計上しました。売上高は、パンデミック前の水準から53％増加しました。
Lawtonは「当社のビジネスを牽引しているのは、長期的な傾向を持つ構造的なトレンドであると考えています」と述べています。
Tractor Supplyの株価は、月曜日に190.95ドルとなり、発表時から6％上昇しました。また、通期の見通しを上方修正しました。
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