【米国株】ジム・クレイマーMad Money2021年4月22日

MadMoney

バイデン大統領のキャピタルゲイン増税提案への懸念が株を暴落へ導いた

CNBC「Mad Money」のジム・クレイマーは2021年4月22日木曜日、バイデン政権が投資に対する増税を行うと噂されていることに反応して株を売る投資家は間違いを犯していると述べました。

「どうか、税金を恐れないでください。株式がどこから来たのかに固執せず、どこへ行くのかだけを考えてください」とジム・クレイマーは述べ、この提案がそのまま議会を通過する可能性を否定しました。

これは、ジョー・バイデン大統領が大富豪へのキャピタルゲイン課税の引き上げを提案する可能性があるとBloomberg Newsが報じたことで、株価が下落した出来事について、語ったときのものです。

この状況が市場にディスカウントを生み出していると確信したクレイマーは、他の投資家とは反対の立場を示しています。「今回の報道によって売られる株(その中でも、ファンダメンタルとは関係なく下がっていて、かつ利回りのいい株)を買う準備をしよう。」と述べました。

ジム・クレイマーは、この政策を民主党が少数派の上院で押し通すためのハードルを考慮して、このニュースによって株を売らないように投資家にアドバイスしました。「バイデン氏がこの案に賛成する50人の上院議員を持っているというのは、率直に言って空想に過ぎません」とジム・クレイマーは述べています。

今回のバイデン大統領の計画では、アメリカの富裕層のキャピタルゲイン税を20%から39.6%に引き上げる、としています。

ネスレ($NSRGY)のCEOは、消費者が以前にも増してサステイナビリティを求めるようになったことで、サステイナビリティのためのビジネスケースが生まれたと語っている

ネスレのCEOマーク・シュナイダーは木曜日、CNBCに対し、同社の環境フットプリントの改善に数十億ドルを投じているにもかかわらず、ネスレは成長を維持していると語りました。

「今日の消費者は、以前にも増してサスティナビリティ=持続可能性を求めています。彼らは、私たちが地球を大切にしていることを知りたがっており、私たちが次の世代を大切にしていることを知りたがっています。」Earth Dayにインタビューを受けたシュナイダーは、「良いビジネスケースが生まれていると思いますし、それを追求しています」と語りました。

ネスレは、サステナビリティ戦略に基づき、事業活動やサプライチェーンにおける排出量を削減し、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにすることを計画しています。

Gerber、KitKat、Nespressoなどを擁するスイスの食品・飲料メーカーであるネスレは、短期的には、2022年までに森林伐採への依存をやめ、2025年までに事業を完全に再生可能な電力に移行することを発表しました。同社は187カ国で事業を展開しています。

一方、ネスレは再生可能な農業の実践を提唱し、この10年間で毎年2,000万本の木を植えるキャンペーンを行っていると、同社のウェブサイトに掲載されています。また、KitKatは木曜日、2025年までにチョコレートブランドとしてカーボンニュートラル(排出される二酸化炭素と、吸収される二酸化炭素を同じ量にする)を達成することを誓いました。

シュナイダーは、「若い人、教育を受けた人、裕福な人ほど、環境に配慮した製品や取り組みに関心を持っています。最近のデジタル化は、サプライチェーンが完全に透明化されていることを意味します。そのため、人々はあなたが地球のために何をしているかを理解し、このトレンドをリードしている企業に報酬を与えるのです。」

このコメントは、消費財メーカーであるネスレが、ウォール街の予想を大幅に上回る第1四半期の業績を発表した後にコメントされたものです。スイスに本社を置くネスレは、前年同期比で7.7%の成長を報告し、予想成長率3.3%の倍以上となりました。

パンデミック前の水準と比較すると、1~3月のネスレの総売上高は約230億ドルで、2019年から5%増加しました。ネスレの株価は木曜日に2.38%上昇し、119.71ドルでセッションを終えました。

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