おすすめ米国株エネルギー高配当銘柄【2021年3月】

個別株

米国株の高配当銘柄を運用する投資家にとって、エネルギーセクターは非常に難しい領域です。過去には、世界的なエネルギー価格の変動により、多くの企業が減配を余儀なくされてきました。

しかしそんな中にも、いくつかの優れた配当銘柄があります。本日は2021年3月に購入を検討すべき銘柄を3つご紹介します。

カナダのエネルギーインフラ企業「エンブリッジ」

エンブリッジ(NYSE:ENB)は、長年にわたり優れた配当銘柄として活躍してきました。エンブリッジは、過去26年間、増配し続けています。さらに、その期間中に年率10%配当を増やしています。エンブリッジは少なくとも2023年までは1株当たりのキャッシュフローを年率5~7%で成長させることができると予測し、増配の傾向は継続できるとしています。

エンブリッジは現在、米国とカナダに新規の石油・ガスパイプラインを敷設、またヨーロッパで複数の洋上風力発電所を建設するなど、数十億ドル規模の成長プロジェクトを進めています。既存事業の収益性を高め、さらに新規のエネルギーインフラのプラットフォームを継続的に拡大していくことができているからこそ、今後も配当金を還元できると強気の姿勢を示すことができています。現在の配当利回りは7.5%となっています。

電力会社のコンソリデーテッド・エジソン

コンソリデーテッド・エジソン(NYSE:ED)は、エンブリッジよりも、さらに優れた配当実績を持っています。ニューヨーク市を中心とした電力会社であるコンソリデーテッド・エジソンは、47年連続で配当を増加させています。

さらにコンソリデーテッド・エジソンは、今後5年間で調整後1株当たり利益を年率4%から6%の水準で伸ばしていけると予測しています。経済の復活とともに、ニューヨーク市の市場回復と成長が見込まれること、太陽エネルギー事業を拡大するために積極的な投資をしていることがこの根拠となっています。現在の配当利回りは4.6%です。

クリーンエネルギー生産会社のクリアウェイ・エナジー

クリアウェイ・エナジー(NYSE:CWEN)は、これまで紹介した2社のような配当実績はありません。それは、クリアウェイ・エナジーの最大の顧客のひとつが破産したため、2019年に配当の40%削減しなければならなかったことが理由です。しかし、クリアウェイ・エナジー再起し、2020年に配当金をリセットし、さらに59%の大幅な増配を実現しました。

クリアウェイ・エナジーは2020年に8億8,000万ドルの新規成長投資を行い、2021年も引き続き新たな投資を行っていく予定です。そのため、今後年間5~8%の配当成長が可能であり、2021年はその上限に達する可能性が高いと考えられています。

また、再生可能エネルギーのプロジェクト開発会社との戦略的関係により、将来のさらなる投資機会についても大きな可能性を秘めています。現在の配当利回りは4.6%で、今後数年間は上昇し続けると言われています。

YouTube/Twitterやっています

ブログはYouTubeで伝えきれなかったニュース・個別株情報を発信しています。

YouTubeでは「より希少な情報」を、Twitterでは「速報性のある情報」を発信しておりますので、フォロー・登録よろしくお願いいたします。

YouTubeTwitter

タイトルとURLをコピーしました