2022年はこれまで株式市場にとって荒れ模様で、1月の最初の3週間でS&P500は8%近く下落しました。
2月に入って市場は反発に転じているものの、先行きはまだ不透明です。インフレ率の急上昇、COVID-19のパンデミックによる経済への打撃の継続、FRBの利上げ、量的緩和など、市場に波乱をもたらす要因はいくらでもあるのです。
これらによる市場の暴落は避けられないのでしょうか。今後の米国市場に起こることに備えて、投資家の皆さんが、今ここで知っておくべきことをまとめます。
2022年に再び株式市場は暴落するのか?
株式市場について覚えておくべき最も重要なことは、短期的には予測不可能であるということです。しかし、長期的に見ると、驚くほど安定しています。
数日後、数ヶ月後、あるいは数年後に市場がどのように推移するかは誰にもわかりません。しかし、数十年の間、株式市場の平均リターンがプラスになることはほぼ確実です。
短期的な変動はあっても、時間の経過とともにその変動は平均化されます。歴史的に見ると、S&P500は年率10%前後のプラスの平均リターンを得ています。しかし、1年ごとに見ると、その水準を大きく上回ったり、下回ったりすることも珍しくはないのです。
では、2022年にはどうなっているのでしょうか。つまり、結局のところ、今年何が起こるかは誰にもわかりませんが、長期的な戦略には影響を与えないということです。投資家は短期的な投資で利益を狙うのもそれぞれのスタンスではあるものの、大局を見失ってはいけません。
投資家が暴落の可能性に備えてできること
長期的な展望を持っていても、市場の悪化が自分のポートフォリオにどのような影響を及ぼすか心配するのは当然のことです。幸いなことに、投資先が暴落に見舞われても生き残る可能性を高めるために、できることがいくつかあります。
- 緊急時の資金を確保する
まず、市場から資金を引き揚げることがないよう、十分な現金を用意しておきましょう。景気後退期は、株価が下がるため、投資先を売るには最悪の機会であり、損切りになってしまう可能性があるからです。
そこで、少なくとも6カ月分の貯蓄を緊急資金として確保しておくことが賢明です。そうすれば、失業したり、予期せぬ出費に直面しても、市場が回復して価格が戻るまで、投資を放っておくことができます。
- 投資対象を適切に配分する
次に、自分のポートフォリオが年齢に応じて適切に配分されているかを再確認してください。定年間近の人は、キャリアをスタートしたばかりの人よりも保守的なポートフォリオであるべきです。債券やその他の保守的な投資に重点を置いていれば、市場の暴落によって退職後のプランが台無しになる可能性は低くなります。
とはいえ、退職後の資金をより早く増やすために、少なくともポートフォリオの一部を株式に投資することは賢明です。一般的な経験則では、110から自分の年齢を引くと、株式に投資すべきポートフォリオの割合が算出されます。
- 正しい投資先を選ぶ
不況を乗り切るために最も重要な要素のひとつは、正しい投資先を選ぶことです。健全な企業ほど変動期を乗り切れる可能性が高く、不安定な銘柄は暴落して二度と立ち直れないかもしれません。
長期的な投資対象かどうかを判断するには、その銘柄のファンダメンタルズに注目します。その企業の財務状態は良好ですか?有能な経営陣がいますか?過去に市場の変動を経験したことがあリマスか?
銘柄を選ぶ際には、より多くのリサーチをすることが大切です。強い投資先でポートフォリオを満たし、長期的な展望を保つことで、株式市場が将来どうなろうと、あなたは備えることができるのです。
YouTube/Twitterやっています
ブログはYouTubeで伝えきれなかったニュース・個別株情報を発信しています。
YouTubeでは「より希少な情報」を、Twitterでは「速報性のある情報」を発信しておりますので、フォロー・登録よろしくお願いいたします。