急上昇した理由
税務・会計ソフトウェアのリーダーであるIntuit（NASDAQ:INTU）が2022年度第1四半期に優れた業績を発表したことで、株価は金曜日に急上昇しました。
TurboTaxとQuickBooksのソフトウェアを提供するIntuitの収益は、前年同期比52％増の20億ドルに達しました。これは、18億ドルの収益を予想していたウォールストリートの予測を上回るものでした。
Credit Karma社は、記録的な4億1800万ドルの収益を上げました。Intuit（NASDAQ:INTU）は、12月にCredit Karmaを71億ドルで買収し、消費者金融プラットフォームを強化しました。
一方、会計ツール「QuickBooks」を含むIntuit（NASDAQ:INTU）の中小企業・自営業部門の売上は、22％増の14億ドルでした。オンライン・アカウンティング・サービスが好調であったことが、この増収に貢献しました。
「2022年度は、消費者と中小企業の繁栄を後押しするAI駆動のエキスパートプラットフォームになるという戦略を実現し、好調なスタートを切ることができました」と、ササン・グダーツィCEOはプレスリリースで述べています。
Intuit（NASDAQ:INTU）の調整後1株当たり利益は、63％増の1.53ドルとなりました。これもアナリストの予想を大きく上回りました。コンセンサスでは、Intuit（NASDAQ:INTU）の調整後1株当たりの利益は0.97ドルにとどまっていました。
現在の状況とこれから
Intuit（NASDAQ:INTU）は、これらの好調な業績に加え、最近買収したマーケティングオートメーション企業であるMailchimp社の影響を考慮して、通期の売上高および利益の見通しを上方修正しました。これにより、売上高は約27％増の122億ドル、調整後の1株当たり利益は19％増の11.56ドルとなる見込みです。前回のガイダンスでは、売上高は約15.5％、利益は約14.5％の成長を見込んでいました。
ササン・グダーツィCEOは、アナリストとの電話会議で、「MailchimpがIntuit（NASDAQ:INTU）の一員となったことで、中小企業がMailchimpの顧客データとQuickBooksの購買データを組み合わせて、自信を持ってビジネスを成長・運営するために必要な実用的なインサイトを提供することができる、ユニークな立場になりました。これこそが、真の魔法が起こる場所なのです」と述べています。
