なぜウラン鉱山会社Cameco (NYSE:CCJ)の株価が先週24%も上昇したのか?

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ウラン鉱山会社のCameco (NYSE:CCJ)は、先週好調でした。米国東部時間・金曜日午後2時30分に、24.2%の上昇を記録し、今年に入ってからの週間上昇率では最大級のものとなりました。

ウラン業界では数多くの出来事が起こっており、Cameco (NYSE:CCJ)に投資している投資家は久々に興奮していることでしょう。

ウラン市場に何が起きたのか?

まず始めに、Cameco (NYSE:CCJ)は今週2つの大きなアナリストのアップグレードを獲得しました。

RBCキャピタルは、ウランスポット価格の上昇とウラン業界のセンチメントの改善を背景に、Cameco (NYSE:CCJ)の目標株価を1株あたり17カナダドル(14ドル)から26カナダドル(21ドル)に大幅に引き上げました。

また数日前、GLJリサーチは、Cameco (NYSE:CCJ)の目標株価を1株27カナダドル(21ドル)から1株38カナダドル(30ドル)に引き上げました。GLJは、上場投資信託(ETF)であるSprott Physical Uranium Trust Fund(OTC:SRUU.F)のウラン業界への参入が、大きな潜在的触媒になると考えています。

7月の時点で、このETFの参入を「ウラン業界にとってのゲームチェンジャーだ」と言う人もいたので、この考え方には同意する人も多いことでしょう。

Sprott Physical Uranium Trust Fund(OTC:SRUU.F)は、現物のウランに投資する世界最大のアクティブ運用のウラン・ファンドです。このETFは7月にカナダのトロント証券取引所で取引を開始しましたが、スポット市場から積極的にウランを購入し始めたのは最近になってからです。ETFのツイッターによると、8月21日だけで90万ポンドのウランを購入し、8月末までに110万ポンドを追加しています。

9月2日にはさらに40万ポンドを買い付けたことで、ウランのスポット価格は一気に上昇し、1ポンド35ドルという6年ぶりの高値を記録しました。ウラン価格の劇的な上昇は、当然のことながら、Cameco (NYSE:CCJ)をはじめとするいくつかのウラン銘柄を急騰させました。

また、世界最大のウラン生産者であるKazatompromは、2022年と2023年の生産量を横ばいとし、少なくとも今年までの販売コミットメントを満たすために、スポット市場からウランを購入するという決定を発表しました。

生産量が制限され、ETFやウラン鉱山会社が販売契約を満たすためにスポット市場で購入する動きが活発になることは、ウラン価格を上昇させる完璧に近いレシピと言えるでしょう。

今後どうなるか?

ウラン価格は今後さらに上昇する可能性があります。Sprott Physical Uranium Trust Fund(OTC:SRUU.F)は、9月2日にさらに80万ポンドのウランを購入し、今週も大量の投資家の買いが入っています。ETFに対する投資家の関心が高ければ高いほど、購入するウランの量も多くなります

日本の2ちゃんねる的な掲示板、Redditであるユーザーは、最近のウラン価格の上昇を商品の「スーパーサイクル」の始まりと呼んでいます。Redditで銘柄が言及されると、株価がどのように動くか、AMCなどの過去の事例を知っている方なら想像がつくと思います。

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